サポニンの種類とその働き

サポニンの種類とその働き

サポニンは特に植物から摂取される成分で、苦みやえぐみの成分と言われています。

 

  • 大豆から摂れるものを大豆サポニン
  • 高麗人参から摂れるものを高麗人参サポニン

 

と呼ぶことがあり、田七人参とは切っても切れない関係です。

 

サポニンには色んな種類があります。こうしたサポニンの働きについて詳しく見ていきましょう。

 

大豆サポニンとは

大豆製品が健康に良い、女性の体に良いということは良く知られています。その大豆に含まれる成分とはどのようなものがあるのでしょうか?

 

大豆に含まれる成分は大まかにたんぱく質、炭水化物、脂質、カルシウム、亜鉛、鉄分、ビタミンB1、ビタミンE、葉酸など、数多くの栄養素を含む、栄養の宝庫です。

 

そのため、「畑の肉」と呼ばれ、健康に気を使う方や、マクロビ食などでは、動物性たんぱく質の代わりに大豆製品を取り入れているのです。

 

大豆にはこれらのほかにも、大豆特有の成分があります。大豆サポニンが代表的な成分のひとつです。

 

この大豆サポニンは、豆を煮た時に出てくる泡つまり灰汁で、苦みやえぐみの成分になっています。

 

サポニンはラテン語の「サポ」つまり「泡」から語源がきています。サポニンは天然の界面活性剤とも呼ばれています。

 

大豆サポニンには抗酸化作用が豊富ですので、血管内に溜まってしまう活性酸素を除去し、特に悪玉(LDL)コレステロールが増えるのを防止してくれる働きがあります。

 

また血管内に溜まっていく脂肪が酸化するのを防いでくりにくい身体にしてくれます。余分な脂肪の蓄積を妨げ、脂肪を燃焼させてくれるので、ダイエットの強い味方になります。

 

そのため、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防にも役立つのです。

 

レシチンは細胞を正常化させる

大豆と名前の付く栄養素はほかに「大豆レシチン」があります。
レシチンは細胞膜の重要な構成成分です。

 

脳、皮膚、内臓、骨と体を構成するすべての細胞に大豆レシチンは細胞膜に働きかけて、細胞を正常化しようとしてくれます。

 

また大豆レシチンは油を乳化させ、水溶させる働きがあるので、血管の内側に蓄積している脂肪、コレステロールを水に溶かしてくれるのです。そのため、脳卒中、心臓病、動脈硬化、高血圧などの血管系の病気の予防にも効果があるのです。

 

オリゴ糖は善玉菌を増やす

大豆にはほかにもオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は砂糖の約7割程度の甘さを持っており、便秘や腸内環境を整える働きを持っています。

 

摂取し続けることで、美肌効果、大腸がんの予防、免疫力のアップに効果があると言われています。

 

このオリゴ糖は善玉菌のエサになるのですが、特に大豆に含まれる大豆オリゴ糖は少量でも善玉菌のエサになり、体内の善玉菌を増やす事ができると言われています。ただし、取りすぎるとお腹がゆるくなることもあるため、ほどほどの摂取を心がけましょう。

 

イソフラボンは女性の味方

イソフラボンはフラボノイドの一種です。このイソフラボンは対愛に入ると女性ホルモンである「エストロゲン」と似た働きをすることが良く知られています。

 

女性が年齢を重ね、更年期になるとこのエストロゲンが減少していきます。このため、イライラする、のぼせる、肌の張りがなくなる、頭痛、うつ病のような症状などの不定愁訴に対応するだけでなく、閉経後の更年期障害の症状を緩和してくれるのです。

 

また、増えすぎたエストロゲンを抑制しする働きを持っているため、子宮がんや乳がんなど女性特有の疾病予防にも役立ちます。

 

悪玉コレステロール(LDL)の抑制や骨からカルシウムが溶け出すのを防いでくれるため、骨粗鬆症の予防にもイソフラボンは役立ちます。

 

大豆サポニンの一日の摂取量の目安

サポニンの一日の摂取量はおよそ50〜100mgが目安です。

 

漢方薬など生薬に含まれるサポニンは摂取しすぎると吐血することもあるため注意が必要ですが、大豆サポニンを食事でとる場合は緩やかですので、1日の食事に1〜2品程度の大豆食品を食べるのが目安と言えるでしょう。

 

食事で摂取するのが難しいと感じる場合は、サプリメントを利用すると続けて摂取しやすいでしょう。